かねてより、憧れていた秋吉台に行ってきました。湧き水探訪名水百選も50番目なりました。 
秋芳台、秋芳洞、弁天池と回ってきました。
東京から新幹線小郡、バスで30分位で秋吉洞バターミナルに着きます。すでにpm4;00を過ぎていましたので、ここで宿を決めようとしましたが、時期がちょうど学生の修学旅行シーズンと重なり、どこのホテルもこられてもサービスが行き届かないといわれてしまいました。ところが秋吉台の国民宿舎若竹山荘が空いているとの事でさっそくそちらに向かいます。若竹山荘は秋芳洞の上に有るということで下見を兼ねて入ります。思ったよりも小さいものでした。以前岩手の竜泉洞を見た時程の感動はありません。とりあえず秋吉台にエレベーターで上がります。出口から15分位登ると秋吉台の展望台があります。緑の草の間に石灰岩の岩が点々と続きます。確かにあまり見たことの無い風景があります。私はこの妙な風景は北海道のトドワラを何故か思い出します。

宿に入る前に少し歩いてみました。秋吉台科学博物館に入って古代の化石などを見て回りました。私は実はアノマリカリスのファンであのクワガタみたいな姿が大好きなのですが、この中では三葉虫アンモナイトが主役のようです。(アノマリカリス)博物館は昔から大好きでよく見に出かけてました。中学の時は近くの化石が出る所までよく自転車を漕いで取りに行きました。ただ葉っぱの物しかありませんでしたが、
 初夏というのに今日は曇りがちでことさら秋吉台は寂しさを感じます。古生物を思い浮かべるにはいい雰囲気でした。 
若竹山荘はカルスト台地を見渡す最高のロケーションにあります。露天風呂はありませんでしたが、少し古い建物はそんなにいやなものではありませんでした。

鍾乳洞は朝8時から開くので朝飯を食べてすぐエレベーターに向かいました。まだ誰も入っていない洞の中には水の流れる音だけが響き渡ります。
DATを持ってきましたのでさっそく録音してみました。中には色々名所がありますが、闇の中ですので写真を撮るのは大変です。露出計の針は動きませんので勘でしか撮れません。パンフレットなどはさぞかし、たくさんの照明をつけて撮ったのがよく解ります。すべて30秒以上ですので三脚は必需品です。
ここは黄金柱洞の中心です。
百枚皿です、他の所では千枚皿などと言う所もありますが謙虚です。
長渕と言う所です。剛ではありません。
出口?入口が見えていました。太陽の光がこんなに強いものだと改めて感じるところです。
秋芳洞は地元ではアキヨシドウと呼びます。ただシュウホウドウと言ったりする人もいるようですがどちらもいいみたいです。中ではそんなに沢山の水が流れているようには思いませんでしたが、出口からは滝のように出ていました。ただ水の量や美しさから言うと龍泉洞方が上ですかね。
秋芳洞に関するリンク1

大人1240円 約1時間で探勝できます。

バスターミナルから入口までは沢山の土産物屋さんが並んでいます。アンモナイトの化石や水晶やメノウ翡翠ほか沢山の加工品が並んでいます。だいたいはブラジル産がほとんどですが、というか日本製は取ることはできませんから、

さて、本来の目的でもある、名水百選の一つ別府弁天池に向かいます。バスは1日2本位ですから時間を覚えていないとタクシーを呼ぶはめになります。私が乗ったときは私一人でした。下りるとき運転手が何分頃にこを通りますからその時間までに戻ったほうがいいですよ、と言ってくれました。それをのがすと夕方までないそうです。

バス停から10分位で弁天池に着きます。鳥居の横がそうです。鳥居の左の方には水を汲める施設があり、100円でペットボトルも売っていました。汲む時は1回何百円かの寄付をするようにと書いていますが水源を守るために地元の人が頑張っているのがよくわかります。こういう事を役所まかせでやるとだいたい荒れ果ててしまいます。
下まで下りてみました。水面真近で見ると青みがかって透き通るような底が見えます。石灰岩を通った水は硬度が高く生で冷やすと一番おいしく飲めます。御茶にはむきませんが、

これで名水百選50番目の所に来ることができました。しかし鍾乳洞巡りも結構おもしろいな、と言うことになりましたので、今度は福島にある阿武隈洞にも行ってみたくなりました。確か沖縄にもあった気もします。

また、楽しみがひろがりました。

目的をもって旅をすると楽しいものです。
すくなくともツアーでお土産だけを買わされるものよりはましと思います。

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